資格の参考書が高いと感じたら古い参考書を使おう

資格の勉強をしていて思うこと。それは、資格の参考書が高いこと。専門的な本だから仕方ないと割り切っている人もいるかもしれません。そんな資格の参考書を少しでも安く買いたいと考える人も少なくありません。そこで登場するのが、古い資格参考書です。

資格の参考書の山。資格の参考書はお値段が高い。

管理人は資格を受験する際、まず中古の参考書を探す

資格の勉強を始める際、大事なのは参考書選び。なにか資格を受けようと思ったら、まずは過去問や参考書の確認から始める人が多いと思います。

管理人は、まずネット上の評価が高そうな参考書を中古で探します。オークションを使う時もありますし、アマゾンのマーケットプレイスで探すこともあります。

このようなプロセスで参考書を探す人は少なくないはずです。ただ、中古の参考書を探すにしても、最新版の中古しか探さない人が多いのではないでしょうか?

新しく出版された参考書が、情報も新しいのは間違いありません。しかし、資格の勉強では一昔前の古い参考書にも妙味があります

資格の参考書は定期的に改訂される

資格の参考書は、定期的に改訂されます。常に新しい情報をのせるためです。過去問は毎年増えていきますし、出題範囲が定期的に変わる資格試験もあります。

試験開催ごとに改訂される参考書が多い

改訂で一番多いパターンは、試験開催ごとに改訂されるパターンです。改訂された参考書には、最新の試験回で出題された問題が追加で収録されたりします。

しかし、最新の試験回で出題された問題が、連続で出題されるケースはそう多くありません。同じ問題を続けて出す傾向がある資格試験もありますが、割合的に言うと少数です。

最新の試験で出題傾向が変わったりすることもあると思います。そういった変化を、新しく改訂された参考書で解説しているケースもあるのかもしれません。しかし、実際のところ、資格マニアの管理人でもそういった親切な参考書に出合ったことはありません。

古い参考書は安いし、状態が良いものも多い

最新版の参考書は、中古でも値段が高いです。定価の8割~9割と言ったところでしょうか?

これが改訂前の本になると事情が変わってきます。一世代前の参考書で半額くらい。二世代前の参考書だと、定価の4分の1まで落ちる場合もあります。

また、これらの中古参考書は状態が良いものが多いです。まったく書き込みがないのが普通。書き込みがしてあっても、最初の方だけだったりします。

売りに出される資格参考書は、途中で挫折したり、最初から資格に合格したら売るつもりだった参考書がほとんどです。だから、状態が良いものが多いのです。

改訂されたからって参考書の中身はそんなに変わらない

改訂された参考書と改訂前の参考書にそれほど違いはありません。上で述べたように改訂版には、最新の過去問が掲載されたり、新しく出題された問題の説明が加えられたりします。

新しく出題された問題の解説が欲しい場合は、最新版の参考書が必要かもしれません。ただ、その問題が連続で出題される可能性は高いとは言えません。

改訂前の参考書が10年くらい前の出版になると、最新版の参考書と大きく違うこともあるでしょう。しかし、数年前の参考書ならそこまで大きな違いはありません。試験によっては、5年くらい前のものでも十分に実用範囲です。

中古の古い参考書を使おう

少しでも資格受験の費用を減らしたいと思うなら、古い参考書も検討しましょう。特に2冊目以降の参考書を買う際は、古い参考書がおすすめです。

費用をケチって、資格に不合格になるのが一番痛いです。そこで避けるべき古い参考書とおすすめの古い参考書を紹介していきます。

定価より高い参考書は絶対に避けよう

定価より高く売られている中古参考書もありますが、そういった参考書は無視した方が賢明です。特定の参考書を使わなくては合格できない資格試験なんてほぼないからです。

参考書にも名著があります。ただ、改訂前は名著だったけど、改訂後は駄作といったことはほぼありません。名参考書は、改訂後も以前の内容を引き継ぐものです。改訂前の参考書が高く売られている場合は、素直に改訂後の新しい参考書を買いましょう。

また、素晴らしい参考書は、絶版になることはまずありません。

定価より高く売られている参考書は、どんなことがあっても買ってはならないのです。

あまりに古い参考書は論外

あまりに古い参考書は論外です。参考書の賞味期限は5年くらいでしょうか。あまりに年数が経ちすぎると、試験の内容が変わることもあります。また、年数が経過すると、参考書自体が大幅なリニューアルをしている場合もあります。

数年前くらいの参考書が内容的にも値段的にもおいしい

最新の参考書は高い。1年前の参考書も結構高いです。しかし、2年前、3年前となってくると、途端に安くなる場合があります。

参考書の賞味期限を5年とすると、2年前、3年前くらいの参考書が値段的にも鮮度的にも一番お得なのではないでしょうか?

過去問の場合、古い参考書にもうま味がある

非常に古い参考書や過去問でも役に立つことがあります。特に電験3種(第3種電気主任技術者)のような歴史のある試験で古い過去問が役に立ちます

歴史のある試験では、かなり昔に出題された問題が形を変えてまた出題されることがあるからです。歴史のある試験では、解説付きの古い過去問は非常に貴重です。

ただ、IT分野のような常に進化し続ける分野の資格試験では、いくら試験の歴史が古くても、古い過去問や参考書は使えません。

中古の参考書に定価以上の価値が発生するのは、歴史のある試験の過去問のみと言ってもよいでしょう。

こんな試験には中古の古い参考書をおすすめしない

古い参考書はお得で便利なのですが、新しい参考書を使った方が良い場合もあります。古い参考書をおすすめしない場合は、以下の3パターンです。

法律などの試験で常に法律が改正されている試験

まずは、法律などの試験で常に法律が改正されている資格試験です。法律も大幅に改正されるわけではないのですが、改正されたばかりの条文が出題されることが多いのです。

改正された法律を個別に勉強してもいいですが、それよりは改正された内容が反映された参考書を買った方が何かと便利です。

このような資格試験は、何も法律系の資格試験だけではありません。法規という名前の科目がある試験もあてはまります。

試験範囲や出題内容がよく変わる試験

試験範囲や出題内容がよく変わる試験も当てはまります。簿記試験などはよく試験範囲が変わります。そういった資格試験で古い参考書を使うと、必要のない勉強をしてしまったり、必要な勉強を飛ばしてしまったりします。

参考書自体が大幅に刷新された場合

最後は、参考書自体が大幅に刷新された場合です。参考書もたまに大幅に内容が変わります。突然過去問の解説が増えたり、内容量が増えたりします。

このような変化は、参考書を買う前にはなかなか分かりにくいです。本屋で立ち読みしてから買うなら問題ないのですが、なかなかそういうわけにもいかないでしょう。

古い参考書を買う場合は、改訂前の参考書と改訂後の参考書の評価をネットを使って確認してみましょう。特にアマゾンが分かりやすいです。古い参考書の評価が極端に悪かったり、古い参考書と現行の参考書の評価の差が大きい場言は注意が必要です。

最後に

古い参考書は非常におすすめです。特に難関資格を受験する場合、何冊も参考書を使う人も多いと思います。そんな時、2冊目以降の参考書に古い参考書を使うのです。メインの参考書としてでなければ、10年くらい前の参考書でも十分使えるかもしれません。

管理人は、メインの参考書にも古い参考書を使って資格試験に合格できています。

使い分けは必要ですが、改訂前の中古参考書、あなたの本棚にいかがですか?

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