統合失調症でクローズ正社員として仕事をしている男の体験談

自分が統合失調症だと分かったのが、20代後半だった2008年。それまで半年以上続いた仕事はなかった。病状が悪化し、2010年には閉鎖病棟に入院した。退院してからクローズのバイトで働き始め、30代前半に正社員として働きだした男の体験談です。

リスぺドン。統合失調症の薬。リスパダールのジェネリック医薬品。

  1. 若い頃は統合失調症に気づかずにいた
  2. 暗黒の大学時代…そして中退
  3. 引きこもりと退職を繰り返す日々
  4. 自分が病気!?統合失調症発覚
  5. 病状が悪化し閉鎖病棟に入院
    1. 1か月で退院し、その後はデイケアに通う
  6. 両親に働けと言われ始めた施設警備員のアルバイト
    1. 誰でもできる難易度の低い仕事を探す
    2. ただ居るだけが仕事の施設警備
    3. 仕事中に統合失調症が再発
    4. 再入院を拒否しフラフラになりながら仕事
    5. 給料を上げるために資格を取った
  7. 少し給料が上がった分仕事の難易度も上がった設備管理職
    1. 基本は居るだけの仕事だが・・・
    2. 仕事で車を運転するようになった
    3. 設備管理1社目は統合失調症が再発し退職
    4. 現在は薬を増やして設備管理2社目
    5. 設備管理の仕事は肉体的に楽な場合が多い
  8. 男性なら施設警備や設備管理はおすすめ
    1. 簡単な仕事+職場に居るのが仕事
    2. 泊りがある現場とない現場がある
    3. 施設警備は入社のハードルは低いが、労働条件が悪い
    4. 設備管理やビルメンは入社のハードルは少し上がるが、労働条件が良い
    5. 問題点は簡単に仕事が休めないこと
  9. オープンよりクローズブルーカラー職の方が就職しやすい
    1. 簡単なので精神病疾患者でも勤まる
    2. 基本的にノルマがないので精神的に追い詰められない
    3. 未経験でも正社員になりやすい
    4. 基本フルタイムなので、最低限の体力は必要
  10. 設備管理や常駐警備の探し方
  11. 管理人の現在
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若い頃は統合失調症に気づかずにいた

学生時代は、自分が精神病だとは思いもしませんでした。統合失調症なんて名前も知りませんでした。両親もそういう知識がなく、私は放置されたまま学生時代を過ごしました。

高校時代は被害妄想がひどく、何に対してもやる気がない生徒でした。周りが自分の悪口を言っていると常に思っていました。この時点では、自分のひどい時と比べると、大したことない症状だったと思います。

もしも当時、精神病院に受診したら、統合失調症と診断されたかもしれません。

暗黒の大学時代…そして中退

大学受験が嫌でとりあえずアメリカの短期大学には進学しました。しかし、大学では自分に余裕がなく、勉強も頭に入りませんでした。周りが自分のことをどう思っているか常に考えていました

大学生活は楽しくなく、すべてに対してやる気を失いました。そのまま引きこもり、大学も中退してしまいました。人との関わりを持ちたくなかったのです。

学生時代の最後の方は廃人や乞食のように暮らしていました。

今考えると、最低限大学は卒業するべきでしたね。大学を卒業したかどうかで、選べる就職先が大きく違ってきます。今学生の方は、なんとしても学校を卒業した方が良いです。それが高校でも、大学でもです。

引きこもりと退職を繰り返す日々

大学時代も引きこもっていたので、大学を中退しても引きこもりからのスタートでした。両親は「働け」とうるさく、自分も「働かなくては」と思い、適当な会社に就職しました。

しかし常に精神的に目いっぱいの状態では、仕事は長続きしませんでした。

仕事は続いて半年。早い時は3か月で退職しました。仕事の覚えも要領も最悪でした。20代は、少し仕事をして、引きこもってというサイクルを数回くりかえしました。両親も自分も、これは精神的な病気が原因というよりも、根性ややる気がないだけだと思っていました。

こうして精神的なストレスがたまり、病状が悪化していきました。

自分が病気!?統合失調症発覚

20代の半ばまでは、仕事を辞めては引きこもっての繰り返しでした。20代の後半になり、たまたま知り合いの社長の職場で働かせてもらうことになりました。

そこで私があまりに仕事のやる気がないことを不思議に思った知り合いが、私の両親に精神病院の受診をすすめました。20代後半で初めて自分が統合失調症であることを知りました。この時点では、幻覚や幻聴はなく、被害妄想がひどく、意欲がないという症状だけでした。

結局、知り合いの会社でも戦力にならず、半年ももたずに退社しました。

病状が悪化し閉鎖病棟に入院

会社を辞めたり、引きこもったりを繰り返しているうちに、統合失調症が悪化しました。幻臭や幻聴の症状が出て、変な行動を取るようになりました。

今の自分が考えると、明らかに変な行動と分かるのですが、病状が悪化している状態ではそんな判断ができなくなっていました。「病識がない」という状態です。

最終的には、救急車に乗せられて、医療保護入院と言う形で強制入院させられました。入院期間は比較的短かったです。1か月~2か月くらいを閉鎖病棟で過ごしました。その間、手足を縛られたり、色々な病状の人を見たりと、変わった体験をたくさんしました。

統合失調症で入院した閉鎖病棟の病室。

1か月で退院し、その後はデイケアに通う

約1か月で閉鎖病棟から退院しました。その後、医師のすすめもあって、デイケアという通所リハビリに定期的に参加しました。週に数回くらいの利用だったと思います。この時点では統合失調症の症状はまったくありませんでした。

デイケアはただ通っていただけで、特に何も活動はしませんでした。他の利用者と世間話をしたり、デイケアの昼飯を食べただけですね。

デイケアへの通所は、働き始めるまでの半年間続きました。

今思うことは、デイケアと仕事ではかなり差がありますね。当たり前ですけどね。

両親に働けと言われ始めた施設警備員のアルバイト

閉鎖病棟から退院後は、ほとんど統合失調症の症状が出ませんでした。普通にしていると、病人には見えないくらいでした。

担当医師は「働かない方がいい」と言っていましたが、私の家は決して裕福ではなく、私が一生働かないで生活していける保証はありません。両親は私の将来のことも考えて、私に働いて欲しかったようです。

両親にせかされたこともあって、退院から半年で就職活動を始めます。それと同時にデイケアも辞めました。

誰でもできる難易度の低い仕事を探す

仕事を探すにあたり、まず最初に「楽な仕事に就こう」と考えました。当時は、オープンやクローズという知識もなく、クローズで探すのが当たり前だと思っていました。

20代の時に仕事を短期で辞めまくっていたこともあり、職歴はボロボロ。まずはアルバイトでもいいから、簡単そうな仕事を探しました。

警備員は誰でもできる仕事の代表。そのなかでも、雨風にさらされない施設警備なら自分でも勤まりそうだと思い、施設警備の仕事を中心に探しました。アルバイトでもいいやという条件で家から近い職場を探しました。

その結果、自分が勤まりそうな職場を見つけました。

※施設警備は誰にでもできる仕事ですが、仕事が楽かどうかは職場によります。施設警備は別の呼び方で常駐警備とも呼びます。

ただ居るだけが仕事の施設警備

自分がついた仕事は、特殊な大型施設での警備でした。仕事のイメージとしては、施設を巡回してあとは何かあった時のために待機という仕事でした。24時間勤務で仮眠が5時間ありました。

仕事の待機中に好きなことができるという変わった職場でした。私はスマホが好きだったので、よくスマホをいじっていました。本当はモニターを見たり、設備の勉強をしなくてはならないのですが(汗)。

巡回で1日1万歩以上歩きますが、待機中に何もなければそれで仕事は終わりです。

ただ、かなり大きな施設なので、いろいろなことがありました。火災報知器が鳴って、非常放送をしたりもしました。何万人も利用者がいる施設なのでそういう責任は常につきまといました。そのために定期的に防災訓練も行っていました。

覚えることも少ないし、仕事も難しくありませんでした。統合失調症の症状さえ発症しなければ、簡単に勤まる仕事でした。

施設警備員。基本的に屋外で仕事をすることは少ない。

仕事中に統合失調症が再発

施設警備で働き始めて1年。仕事は順調でした。仕事と言っても、毎日遅刻せずに職場に行き、職場の和を乱さなければ誰でも勤まる仕事でした。

仕事上の問題は、勤務時間が長いことと休日が少ないことでした。勤務は常に24時間勤務。月に数日休みがあるだけでした。24時間勤務の次の日は休みですが休日にカウントされません。

私の当時の勤務スケジュールは、24時間勤務→休み→24時間勤務という感じでした。24時間勤務→休み→休みというのが残業なしの普通のスケジュールなので、かなり無理をしていたことになります。

そんな無理がたたって、仕事中に統合失調症が再発してしまいます。疲労が原因だったのか、それとも他の事が原因だったのかは分かりません。職場で陽性症状が発症してしまいます。

思考が頭の中を常に駆け巡り、妄想が止まらない状態になりました。薬を飲んで落ち着こうとしましたが、一度再発してしまうとなかなか元に戻らないのが統合失調症です。

勤務中の仮眠時間にも、頭が回り過ぎて一睡もできませんでした。不幸中の幸いは、施設警備の仕事は待機していることが多いので、特に問題を起こさなかったことです。

再入院を拒否しフラフラになりながら仕事

結局、統合失調症の過覚醒状態のまま職場から自宅へ帰りました。自宅では、両親に病院に連れていかれそうになりますが、このまま病院に行ったら即入院という状態でした。

「せっかく自分にも勤まる仕事に就けたのに、このまま入院したら仕事を辞めなくてはならない。」という思いで、病院に行くことを激しく拒否しました。

そのまま次の勤務日を迎え、フラフラになりながら職場にむかいました。簡単な職場だったので、それでも何とか勤まりました。

そんな調子で3日間一睡もできませんでしたが、発症から4日目に職場から自宅に戻り、少し睡眠を取ることができました。少し眠れたことで、統合失調症の症状が落ち着き、最悪の状態から抜け出すことができました。

その後、急速に症状が回復し、仕事も問題なくこなせるように回復しました。

給料を上げるために資格を取った

950円。それが施設警備のアルバイトの時給でした。泊り勤務なので、深夜手当などでもう少しマシになります。月に残業40時間くらいして、手取り20万に届かないくらいでした。年収で言うと、300万に届きません。残業してその給料です。

最初は働ければそれで満足でした。でも、バイトのままで正社員にもなれないし、給料も安すぎると思うようになりました。

そこで、資格の勉強を始めました。しかも仕事中にwww自分と同じ職場に、設備管理(ビルメン)として働いている人がいました。その人が言うには、30代や40代でも資格を取れば、設備管理(ビルメン)なら雇ってもらえるということでした。

設備管理なら施設警備より給料が高いし、労働条件も良いとも言われました。勉強した資格は、このブログの他の記事を見ていただければ分かると思います。働きながら1年間、職業訓練校に通いながら1年間、資格の勉強をして、設備管理職に転職しました。

特に今やることが無い人は職業訓練に通うことは非常におすすめです。

少し給料が上がった分仕事の難易度も上がった設備管理職

施設警備のアルバイトに就職してから、3年で正社員の設備管理職に転職できました。年収は100万近くあがり、残業も減り休日も増えました。ただ、仕事の難易度はあがりました

基本は居るだけの仕事だが・・・

設備管理も現場によりますが、そこに居ることが仕事になります。なかには一日中動き回っている現場もありますが、私は幸運にもそういう現場に当たったことがありません。

ただ、施設警備と違って、仕事の内容が少し難しいです。設備管理に就いたばかりのころは、周りが話している内容が分かりませんでした。

半年もすると分かるようになるのですが、それでも仕事を覚えるのに努力が必要でした。逆に施設警備は、1週間もすれば仕事内容は把握できます。

仕事で車を運転するようになった

施設管理を始めてから、車の運転をするようになりました。統合失調症ということもあって、今まで車の運転を避けてきました。

案の定、最初の1か月で事故を起こします。運転に不慣れというより、注意不足でした。ただ、それ以降、5年以上ほぼ毎日車に乗っていますが、事故を起こしていません。※補足として言っておきますが、管理人は一度免停になっておりますです。

統合失調症でも、車を運転できるタイプとできないタイプの人がいそうです。普段から常に幻聴が聞こえるような人は、車の運転はできないかもしれません。

本当は統合失調症患者は運転してはいけないようですが、私の主治医は黙認です。

設備管理1社目は統合失調症が再発し退職

設備管理の1社目は、統合失調症が仕事中に再発し退職に追い込まれました。それまではかなり統合失調症の状態が良く、薬をあまり飲まなかったのが原因だと思います。3か月くらいずっと調子が悪い状態になってしまい、出勤できずに最終的に退職しました。

現在は薬を増やして設備管理2社目

その後、2社目で設備管理の仕事をしました。この仕事は、経験や資格がものを言うので、資格マニアの私は比較的転職しやすいので助かります。

統合失調症でも問題さえ起こさなければ、クローズで働くのは難しくないと思います。ただ、クローズだと欠勤や遅刻をするのは論外ですね。

周りに迷惑をかけたり、行動がおかしくなったりすると、クローズでは働けませんね。私は症状が出ない限り、ずっとクローズの設備管理で働けると思います。

まったり仕事中の設備管理員。

設備管理の仕事は肉体的に楽な場合が多い

設備管理やビルメンなどの仕事は楽な場合が多いです。突然でなければ有給も使える職場が多いです。人が足りていれば残業もほとんどありません。

仕事自体も多少肉体労働はありますが、待機という名の休憩時間も多いです。いくつか現場を知っていますが、1日中動き回る現場は非常に少ないです。

なにかあった時に対応するのも仕事です。なにかあった時、仕事で手が開けられないという状態をなくすために、待機している時間が多いのです。

ただ、休憩時間でも何かあったら対応しなくてはなりません。しかし、実際に「何か」があるのは、たまにです。

男性なら施設警備や設備管理はおすすめ

統合失調症の男性ならば、施設警備や設備管理は非常におすすめです。仕事が簡単で楽なことに加え、未経験でも入社しやすいからです。給料もオープンや作業所で働くよりも期待できます。もちろん、何か特殊な技術や経験があるならば、それらを活かした方が良いと思います。

簡単な仕事+職場に居るのが仕事

施設警備や設備管理は、まずそこに居ることが仕事になります。難しい仕事はありません。中には難しい仕事をしている人もいますが、未経験の人は簡単な仕事からスタートです。

施設警備や設備管理で勤まらない人は、協調性がない人だけです。仕事でミスをする人でも勤まります。もちろん職場での風当りは強くなりますがw

なかには小学校で習う算数が怪しい人もいます。下手にオープンで働くより職場のレベルが低いのです。もちろん尊敬できる人もいますが、そういう人はすぐに出世していきます。

私のような極力働きたくないという人間嫌いのダメ人間でも勤まります。もちろん職場によって仕事量が変わります。

ビルメンですと、ネット上に大変な現場と楽な現場の情報があります。その他の設備管理や施設警備で楽な現場に当たるかは運任せになります。

管理人もキツイ現場に当たってすぐ退職した経験がありますwww

泊りがある現場とない現場がある

施設警備や設備管理は、泊りがある場合と日勤の場合があります。管理人は泊り勤務が好きですが、世の中は日勤の方が人気があるようです。

管理人が泊り勤務が好きな理由は、泊りならば5日連続で出勤しなくていいからです。1日泊り勤務をすると、大抵は次の日は休みです。ローテションによってはその次の日も休みです。仕事をあまりしたくない人には泊まり勤務がおすすめです。

ただ、泊り勤務だと職場にいる時間が長くなります。職場に1秒でも長くいたくないという人は、日勤が良いかもしれません。枕が変わると眠れない人も、泊り勤務に向きません。ただ、泊り勤務中の夜間の時間帯は、「待機」している場合が多く、仕事は楽です。

施設警備は入社のハードルは低いが、労働条件が悪い

施設警備は仕事自体は簡単で楽なのですが、残業が多い職場が多いです。給料も時間当たり1000円前後が相場で安いです。給料が安いので、残業で稼いでいる人も多いです。

警備員時代の管理人は、仕事が楽過ぎて残業が苦になりませんでしたw

施設警備の良いところは、入社のハードルがとにかく低いことです。衣食住に困っていない人で犯罪さえしていなければ、ほとんどの人が入社できます

統合失調症であろうが、症状さえでなければ問題ありません。ただ、労働時間や拘束時間が長い職場が多く、疲労はたまりやすいかもしれません。

また、バイトや契約社員という雇用形態が多く、正社員の席が少ないです。

管理人は、現在施設警備のクローズのバイトで働いています。ちなみに時給は1100円です。

設備管理やビルメンは入社のハードルは少し上がるが、労働条件が良い

設備管理やビルメンは、施設警備より入社のハードルはあがります。ただ、未経験者でも、資格を持っていると合格しやすいです。

施設警備と同じで、仕事は楽な場合が多いです。覚えることは施設警備より多いです。職場にもよりますが、残業は施設警備と比較すると少ないです。

給料も時間当たり、1200円~くらいの会社が多いです。雇用形態も、正社員が多く、ボーナスがある会社も多いです。

問題点は簡単に仕事が休めないこと

施設警備や設備管理は楽なので、精神病患者にはおすすめです。会社側は精神病患者を歓迎しませんが、入社してしまえばこっちのものです。

とんでもなく仕事ができない人もいますし、管理人のような癖の強い人も多いです。統合失調症患者で社会経験が少なくても勤まる職場もあります。

管理人も30歳で施設警備で働き始めましたが、その当時はまるで常識がありませんでした。同僚や職場に恵まれて、なんとか仕事が続いている状態です。

これらの仕事の問題は、ローテーション制なので、簡単に病欠できないことです。管理人のように統合失調症の症状が安定している人には、設備管理や施設警備は非常におすすめです。

オープンよりクローズブルーカラー職の方が就職しやすい

管理人は実は、一度統合失調症をオープンにして働こうとしました。

障害者専用の転職会社に登録しましたが、仕事を紹介してもらえませんでした。しかし、クローズで設備管理の正社員の求人に申し込むと簡単に合格します。

オープンで働こうとするより、クローズで設備管理や施設警備などのブルーカラー職に申し込む方が合格しやすいようです。

簡単なので精神病疾患者でも勤まる

施設警備や設備管理職は、精神病患者でも勤まる職場が多いです。管理人が優秀なわけではありません。確かに管理人は資格の勉強は人よりできますが、仕事に関しては人並み以下です。

これらの仕事に最低限必要なスキルは、報告・連絡・相談のホウレンソウくらいです。パソコンができない人もいましたし、仕事をあまり理解していない人もいます。それでも言われたことを最低限できれば、勤まってしまうのです。

基本的にノルマがないので精神的に追い詰められない

管理人が設備管理や施設警備を選んだのは、精神的にも楽だからです。基本的に売り上げなどのノルマもありません。精神的にキツイ場合は、同僚がと相性が合わない場合だけです。

管理人と一緒に働いている人は、管理人のことをダメな奴だと思っているかもしれません。それでも、表面上はニコニコしながら雑談しています。

暇なので雑談ばかりしている職場もあります。くだらない雑談が得意な人は、職場に溶け込みやすいです。逆にまったく雑談しないコミュ障気味の人でも、仕事さえしっかりすれば受け入れられているケースも見たことがあります。

これらの職場では、雑談ができることも立派なスキルになりえます。

基本的にノルマや出世競争がないので、ギスギスした雰囲気になりにくいです。職場の雰囲気が悪いのは、仕事がキツイ現場と同僚が最悪な場合だけです。

未経験でも正社員になりやすい

設備管理や施設警備がおすすめな理由に、正社員になりやすいという点もあります。

施設警備の場合、正社員になってもあまりメリットがない場合もあります。設備管理の正社員の場合、ボーナスが出たり、昇給があったりする職場がほとんどです。

そんな正社員という身分に未経験でも資格があれば簡単になれます。簡単な資格を取っただけで正社員になれる仕事なんて、設備管理くらいしか管理人は知りません。

統合失調症をオープンにして契約社員をやるより、資格を取って設備管理の正社員をした方が待遇が良いと思います。

基本フルタイムなので、最低限の体力は必要

設備管理や施設警備は、基本的にフルタイムの募集です。当然、最低限の体力は必要になります。体力があって、統合失調症を理由に病欠しない人なら勤まる仕事です。

今の管理人は、これらの仕事にどっぷりつかってしまい、もう他の仕事ができそうにありません。設備管理の仕事は経験も重要視されており、管理人のように統合失調症が再発して退職しても、簡単に他の会社に移れます。

必要なのは、最低限の体力と最低限の協調性だけです。

設備管理や常駐警備の探し方

管理人は仕事を探すときはいつもハローワークでした。求人誌や求人サイトも見ますが、ハローワークの方が競争倍率が低いので合格しやすいからです。

これらの仕事を探す時は、「設備管理」「施設管理」「常駐警備」「施設警備」などのキーワードがおすすめです。設備管理や施設管理は工事やきつそうな肉体労働の仕事がない職場がおすすめですね。

管理人の現在

管理人は、現在は設備管理の仕事を辞めています。以前は、浄水場で飲み水を作っていました。年収は一般の人と比べると安いですが、350万~400万くらいはありました。

今は貯金もそこそこあるので、クローズのバイト警備員です。しかも1人現場。責任は重いですが、仕事自体は難しくありません。警備員は、小学生でも真面目なら勤まるレベルですね。

とある浄水場

一度統合失調症をオープンにして転職活動してみましたが、どこも年収300万に届きそうにありませんでした。300万を超える仕事はほとんど専門性のあるものばかりでした。

統合失調症で症状が安定している人は、設備管理や施設警備は非常におすすめです。同じ病気で苦しんでいる人に少しでも役に立てばと思い、この記事を書いてみました。

なにか管理人に質問がある人は、このブログのお問い合わせからお気軽に質問してください。

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