東京都独自の資格である自衛消防技術試験を受験してきました。本格的な実技試験のあるめずらしい資格試験です。管理人は昔この資格に合格していますので、今回は再受験になります。
ブログに書きたくて再受験(笑)
管理人は、5年くらい前に自衛消防技術試験に合格しています。
当時は警備員をやっていて、業務上強制で受験させられました。首都圏の施設警備員は、警備員3点セット(3種の神器)というものを強制的に取得させられる場合が多いです。
警備員3点セット(3種の神器)は、自衛消防技術試験、防災センター要員講習、上級救命講習の3つです。試験を受験するのは、実はこの自衛消防技術試験だけだったりします。残りの二つは講習を受講するだけです。
警備員3点セットについて詳しく知りたい方は、以下の記事からどうぞ。

強制的に受験させられた資格なので、なんとか合格するために嫌々勉強していました。そんなわけで思い返してみても、何も覚えていません。当然、ブログの記事にできません。
東京都限定資格ですが、非常に良い資格です。
どうしてもブログの記事にしたくて、今回再受験をしました。
会場は秋葉原の消防技術試験講習場
自衛消防技術試験の会場は、東京都の立川と秋葉原の2か所だけです。東京都限定の試験なので、東京都でしか受験できません。
実技試験が本格的なので、受験会場が限られるという理由もあるかもしれません。
管理人は、秋葉原の消防技術試験講習場で受験してきました。
駅から近くて、受験会場としては最高です。
残酷な合格発表
午前は筆記試験です。筆記試験の合格率はだいたい8割前後でしょうか?ほとんどの人が合格します。公式の参考書で勉強すれば、不合格になるような難易度ではありません。
筆記試験は、マークシート式です。
筆記試験の合否は、当日の昼ごろに発表されます。
合格者一覧に自分の番号があれば、午後の実技試験にすすめます。番号がなければ、そのまま帰宅です。意外と残酷な合格発表です…
午後になると、試験会場に空席がちらほらと目につきました。
午後は集団実技試験と個別実技試験
午後は集団実技試験と個別実技試験です。集団実技というと勘違いしてしまいそうですが、集団の実技試験ではありません。集団実技は、記述式のペーパー試験です。個別実技が、面接官がいる部屋での実技試験です。
集団実技試験
集団実技試験で出題された問題は、以下になります。
1.問題
複数の感知器が作動しました。どのように判断して行動しますか?そして自衛消防隊員にするべき指示を4つ答えなさい?
「火災と断定して行動する」と書きました。自衛消防隊員には、現場確認、消防署に連絡、非常放送、初期消火や避難誘導の準備と書きました。
2.問題
火災の消火後もスプリンクラーから継続して水が出ている。水が継続して出ている理由と水を止めるためにどうするべきか?
流水検知装置の制御弁を閉めると書きました。
3.問題
主音響停止スイッチが押されたまま火災発報するとどうなるか答えよ。
主音響が鳴らないと書きました。
個別実技試験
秋葉原では個別実技試験の部屋が6つあります。それぞれの部屋で出題傾向が変わってくると思います。これは受験者側でコントロールできません。
1.問題
地下1階で火災が発生しました。放送設備を適切に操作してください。
放送設備の操作は、テキストで確認してみてください。
2.問題
発信機側で非常電話が作動しました。受信機側で対応してください。
電話ジャックにプラグを差すだけだと思う
3.問題
非常電話の通話終了後も、受信機側の電話プラグを差し込んだままにしておくとどうなるか答えなさい。
通話状態が持続されると答えました。
午後の実技試験はこの6問でした。
集団実技は全員同じだと思います。個別実技は人によってかなり差があります。私の知り合いには、緩降機の問題や応急手当ての問題が出題されたという人もいました。
個別実技は運次第です。今回の管理人のケースは、運が良かったと言えるかもしれません。既に合格済みの試験なので、不合格になっても構わないのですが(笑)。
最後に
実技試験で注意する点として、受験の申し込みが遅いと拘束時間が長くなります。個別試験の部屋が6部屋ですので、一度に6人が個別試験を受験できます。
受験番号が200番以降だと、数時間待ちになると思います。
余裕がある方は、なるべく早いうちに受験申請をしましょう。
受験番号が若ければ若いほど午後の試験が早く終わります。
試験当日の待ち時間に勉強したいという方以外は、なるべく早めに自衛消防技術試験に申込みましょう。予定より少し遅い日程で試験を受験するのもアリだと思います。
自衛消防技術試験の難易度や勉強方法などは、以下の記事からどうぞ。
