防災センター要員・自衛消防業務再講習まとめ

新規の防災センター要員・自衛消防業務講習を受講してから約5年たったので、再講習を受講してきました。この記事では、防災センター要員・自衛消防業務再講習の体験談を紹介していきます。

防災センター要員再講習テキスト。

資格の有効期限は受講日以降の最初の4/1から5年以内

少し資格の有効期限が変わりました。以前の資格の有効期限は、問答無用で講習受講日から5年以内でした。

今は、講習受講日以降の最初の4/1から5年以内になりました。少し分かりにくいですね。

管理人は、防災センター要員・自衛消防業務再講習を平成29年1月10日に受講しました。以前の制度でいけば、平成34年1月10日までに再々講習を受講しなくてはなりませんでした。

新制度では、平成34年の3月31日まで資格の有効期限があります。新しくもらった免状にもしっかり記載されています。

防災センター要員講習の修了証。

防災センター要員・自衛消防業務講習は予約が取れない

防災センター要員・自衛消防業務講習は、常に予約がいっぱいだそうです。管理人も半年以上前に再講習の受講予約をしました。受講の予約は早めが良いと思います。

講習の参加者

受講者は9割が男性でした。年配の方が多かったです。受講者は警備員やビル管理員が多いと思いますが、それ以外の方もいるようです。

また、再講習だけあって受講者はツワモノ揃いでした。実技で火災を想定した訓練をやるのですが、その際の手際がものすごく良い人が何人かいました。ベテラン警備員でしょうか?

警備員というと、定年のおじいちゃんでも勤まるイメージが強かったです。実際に警察や自衛隊を退職後に、警備の世界に入ってくる人も多いです。そんな警備員のなかにも、すごいプロフェッショナルがいるんでしょう。

講習会場は墨田区の本所都民防災教育センター

講習会場は、墨田区の本所都民防災教育センターでした。

墨田区にある本所都民防災教育センター。防災センター要員講習の会場。

中には防災関連の設備などが展示されており、一般の見物客の方もいます。体験コーナーなどもあり充実しているようです。

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会場に入ると、机の上に軍手や受講の手引きが用意されていました。

防災センター要員の受講の手引きと名札と軍手。実技があるので軍手が必要。

再講習は学科の時間が少ない!

再講習は、学科の時間がとにかく少なかったです。最初の50分に学科をやっただけです。机に座って話を聞く時間は、全体の1/7程度でした。学科は、この5年間に変わった法令の内容をメインで学習しました。他にも災害事例についても学びました。

ここ5年くらいで地震やテロについての意識が高まったようです。東北や熊本の震災の影響で、地震の話が多かったですね。

実技講習1

学科が終わったら、すぐに実技に入りました。最初の実技は、2班に分かれて実施しました。防災設備操作の説明と救出救護の2種類を実施しました。

防災設備の操作は、次の実技で操作する防災設備の説明でした。

救出救護の救出の部分はロープの縛り方をやりました。ロープにもほどけにくい結び方があるようです。

救護の部分は、応急救命をやりました。胸骨圧迫(心臓マッサージ)の方法を見ただけです。実践はしませんでした。さすがに1日の講習でそんな時間はありませんね。

実技講習2

最初の実技が終わったら、3班に分かれて実技を実施しました。

防災設備の操作、地震発生時の対応、コンピューターを使った防災学習の3つを班ごとに順番に受講しました。

防災設備の操作

防災設備の操作は、防災館の施設を使って火災発生時の対応をやります。火災発生の警報が鳴り、防災センター内と現場に分かれて連絡を取り合いながら対応していきます。

排煙口や屋内消火栓などもあり、意外と本格的です。消火器も噴射すると、スクリーンに消火剤が噴射された映像が映し出されたりします。

地震発生時の対応

地震発生時の対応は、地震発生時によせられる情報を整理して対応を決めていくというシミュレーション作業です。

けが人が発生したなどの情報の重要度や緊急度を判断して、その後の対応を皆で協議します。机に座りながらの作業です。これは、自衛消防隊の指揮系統を担う本部隊の役割でしょうか?

緊急時には、のんびりと情報を整理している時間はないでしょうね。

コンピューターを使った防災学習

最後の三つ目はコンピューターを使った防災学習です。コンピューターに防災学習の映像アプリがインストールされていて、その問題を解き進めていきます。

全部で10問くらいだったと思います。その他の映像の部分が多かったです。これが3つのうちで一番簡単ですね。映像をとばしていけば、早く学習を終えることもできます。

最後は効果測定という名のテスト

実技がすべて終わると、効果測定があります。一応テストということですが、採点しているのでしょうか?テスト終了後にすぐに免状を配って解散でした。

管理人が受講した時は、不合格になった人はいませんでした。よほど受講態度が悪くない限り大丈夫なのではないでしょうか?

テストは簡単な○×問題なのですが、とにかく1問1問の文章が長いです。検索エンジン対策のために長文を書いている当ブログと良い勝負です(笑)。

1問だけ覚えてきました。

防災センターに勤務中、自動火災報知設備とスプリンクラー設備の作動を前後して受信したような場合は、設備の故障または事故の疑いもあるので、現場の状況を詳細に確認して、真火災であることを把握してからでなければ、消防機関に通報(119番)してはならない。

とにかく長いですね。長いだけで問われていることは簡単です。答えは”×”でしょう。こんな問題が全部で10問だったと思います。噂では6割で合格とのことですが、採点のことは何も言っていませんでした。本当に採点してるのでしょうか?

最後に

効果測定が終わると、修了証を交付して解散でした。再講習の場合、修了証とは別に修了バッジももらえました。

防災センター要員と自衛消防業務再講習の修了証とバッジ
防災センター要員と自衛消防業務の再講習を受講したところ、修了証と修了バッジをもらいました。修了バッジは意外でしたが、警察や消防だとこういうのが当たり前なんですかね。 自衛消防業務講習の修了証 東京都で防災センター要員講習を受講すると、自衛消...

2日間の新規講習の場合、これに加えて机に座っての学科が丸一日あったとはずです。1日目が学科で、2日目がこの記事のような実技だと思います。実技講習の内容は、5年前の新規講習とあまり変わっていませんでした。

管理人は、5年後に余裕があれば再々受講しようと思います。

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