TOEICで英語力は測れない

TOEICでは英語力は測れません。単なるリスニングと文法と単語のテストです。日本の受験英語の延長だと思います。

TOEICのスコアーシート。

留学経験者としては低い点数

920点は留学経験者としては普通の点数だと思います。この点数は対策なしで留学直後に受験したTOEICの点数です。当時の私の純粋なTOEIC力です。決して英語力ではありません

私はいろいろな理由で米国の大学を中退しました。しっかり勉強して卒業した人なら950点以上は取れると思います。実際にネイティブの方が受験すると950点前後は取れるそうです。920点はそれに近い点数ですが、本当の英語力は月とすっぽんです。

留学時代の悪友

留学時代によく遊んでいた日本人がいました。彼は私と違って英語がペラペラでした。高校から米国に留学していたので当然と言えば当然です。しかし、なぜか英語があまり話せなかった私が彼の大学の課題を手伝っていました。

アカデミックな英語とストリートな英語

彼はストリートな英語が得意でしたが、アカデミックな英語力がありませんでした。おしゃべりは得意だけど、勉強は苦手というやつです。短い文章でも文法にミスがあるレベルでした。大学の課題はまったくできていませんでした。

彼のストリートな英語力はすごかったです。現地の高校でも人気者だったらしく、友達も多かったです。彼からスラングを教わったりもしました。

私は彼の大学の課題を手伝っていたので、彼の文法力や語彙力は大体分かります。当時の彼がTOEICを受験したら、600点とか700点くらいしか行かないと思います。TOEICってそんなテストだと思います。

二人とも大学を中退

私は精神を病んで引きこもり大学を中退。彼は遊び過ぎてまったく勉強せずに中退。結局二人とも日本に帰国しました。私は自分の英語力や適性を理解していたので、英語を使った仕事をしませんでした。一方彼は今アメリカで働いています。

ナースとして活躍

彼は日本でも遊び歩いていたみいですが、30歳前後になって日本の看護師の学校に行ったようです。その後日本で看護師になって、今はアメリカで元気にナースをやっているようです。

彼のSNSを見ると、今一緒にTOEICを受けても私の方が点数が高いと思います。でも実際は、私は早々に英語を捨てました。最終的には設備系の資格を取得して日本で設備管理をしていました。一方彼は、紆余曲折あったみたいですが、今は米国で英語を使って仕事をしています。

TOEICの難易度

TOEICは難しいと言われてますが、よっぽど他の国家試験の方が難しいです。別に私が留学経験者だからではありません。基礎的なことしか問われない英語の試験より、思考力や理解力を問われる日本語の試験の方が難しいということです。

TOEICは素直な問題が多いです。受験英語の延長で勉強していけば、900点前後までは取れる試験だと思います。満点を目指すとかなり難しいとは思います。英語の基礎力さえあれば、勉強量次第で満点は無理でも高得点が狙える試験です。

私の留学は無駄だったのか

英語を使って仕事をしていない時点で、私の留学は無駄だったと言えるかもしれません。

英語を使う機会は、海外投資と海外スポーツ観戦です。どちらも受け身の英語です。アメリカの株式ニュースを読んだり、スポーツの現地のニュースを読んだり、実況を聞いたりするだけです。

最後に

TOEICという試験自体を否定しているわけではありません。英語の知識を測る試験としては機能すると思います。英語はカジュアルでも伝われば良いのです。その伝え方がうまいかどうかが英語力だと強く思います。

英語でも日本語でも大事なのはコミュニケーション力だと思います。つたない言葉でも相手の立場に立てば、想いは伝わるのです。

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