平成27年度電験3種も難しかったみたいですね

平成27年度の電験3種を受験した方はお疲れさまでした。少し問題文に目を通しましたが、今年も例年通りみたいですね。類似問題はほどほどで、新傾向の問題が多いみたいですね。

平成27年(2015年)の電験3種の問題と解答は電気技術者試験センターに掲載されています。無料の解説は実教出版さんが出されています。実教出版さんの過去問の解説はかなり詳しいので、他の年度の過去問も参考にしてみて下さい。

平成27年度に実施された電験3種理論の問題冊子。

平成27年度電験3種

少しだけ本試験を解いてみた

得意科目の理論だけ少し解きました。

難しかったです。すぐ解ける問題もありましたが、全体的に難しかったです。ここ1年間エネルギー管理士の勉強しかしていないのもあるかもしれません。

式の変換は面倒だし、問題もよく考えないと答えを間違えそうです。回路の問題一つ取っても考えさせる問題が多かったです。意地悪なのは変わっていないですね。もう電験は受験したくないですし、受験しても合格しないと思います。

レーザーダイオードとかブラウン管の問題が出てきたあたりで解くのを止めました。高校レベルの数学にはそれなりに自信があるのですが、なかなか難しそうな感じでした。

その他の科目

どの科目も難化傾向にあるみたいですが、機械だけはそうでもないみたいです。機械はもともと難しかったからでしょうか。機械をこれ以上難しくすると大変なことになりそうです。

法規も平成23年あたりから難しくなりましたね。平成24年に受験した時は、法規の参考書4冊と過去問10年分以上こなしましたが、それでも非常に難しく感じました。もう参考書や過去問の類題はあまり出題されないのかもしれません。

簡単に合格できる科目がなくなってきた印象です。

昔の過去問を見てるとうらやましかった

平成24年と25年の受験時に昔の過去問をやりました。記述式時代のものまでやりました。20年前くらいの過去問は、電工1種+αレベルだと感じました。電験4種と言われたりします。「この時代に受験したかった」と思いながら、過去問を解いていた記憶があります。

昔の電験3種は簡単だったのか?
ほとんどの資格試験は、年々難しくなっていきます。電験3種も例外ではありません。2010年代以降は落ち着いていますが、それ以前は年々試験が難しくなっていました。 「昔の電験3種は簡単だったのに…」 その気持ちは分かりますが、いつ取得しても電験...

法規に関しても、平成22年以前は過去問を少しやるだけで合格可能な難易度だと思います。今は確実に合格するには、B問題を落とさないようにするくらいしかないと思います。私もB問題は1ミスでした。

何だかんだ言っても、電験3種はいつ取得しても電験3種です。

合格しそうな方

来年のエネルギー管理士の受験を考えている方もいると思います。

まだ私はエネ管を2科目しか挑戦してませんが、その2科目は電験3種より簡単に感じました。エネ管も将来は、電験3種みたいに難しくなってしまう可能性も否定できません。

私は電験3種合格からエネ管受験まで2年間遊んでいました。おかげでエネ管の勉強を始めた時、数学から勉強し直す羽目になりました。もしエネ管の受験を考えている方は、電験3種の知識が残っている来年に受験した方が良いと思います。

科目合格はしていそうな方

私は、電験3種は2科目ずつ受験して2年での合格でした。全科目合格するのに、1年半で計800時間かかりました。オームの法則すら忘れていた状態からのスタートでしたので、科目合格制度がなかったら受験しなかったかもしれません。

今は昔と違い、簡単な科目がなくなり、科目合格するのも難しい時代です。来年受験するかどうかは自由ですが、今年科目合格できたということは大きなアドバンテージだと思います。

最後に

最近、多くの方が当ブログを見てくださるので、自分の言うことにさらに責任を持たなくてはと感じるようになりました。言ってる事は間違いが多いかもしれませんが、その中から皆様の役に立つ情報を拾っていただけるとうれしいです。

偉そうなこと言ってますが、電気系資格の挑戦はエネ管までです。電験2種は受験しません。仕事で使うとしても3種までです。

私も電験3種に合格できた時は本当に嬉しかったです。今回合格できた方、本当におめでとうございます。今の電験3種は、科目合格だけでも十分価値がある資格だと思います。

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