平成27年11月8日に第2種冷凍機械を受験してきました。去年が難しかったから今年は易しくなるだろうと思ってました。考えが甘かったようです。これからは、冷凍試験=難しいというイメージが定着しそうな気がしました。
自己採点
【法令】18/20 正答率 90%
【保安管理技術】6/10 正答率 60%
【学識】8/10 正答率 80%
試験の感想
法令
法令は易しかったです。全体的に過去問の類題が多く、解答するのに苦労しませんでした。全問解き終わった後、自信のある問題数を数えても余裕で6割を超えていました。
法令の受験中、「今年の冷凍試験は易しいのか?」なんて一瞬でも思った自分が馬鹿でした。
保安管理技術
保安は一番苦労しました。後で考えてみると、確かに過去問で問われたことのある知識で解ける問題が多かったですが…冷凍の試験というより、言葉遊びや意地悪な問題が多かったです。
「全体的に見ると正しそうにみえる選択肢もある特定の1部分だけ間違ってる」なんて問題が多かったです。というより、素直な問題が10問中数問程度でした。
試験では細かい知識を問われました。フィルタドライヤの取り付け位置とか断水リレーの種類とかです。その知識自体は難しくないのですが、他の部分は正しいのにその特定の部分だけが違うという間違い探し問題です。
しっかりと知識として定着していないと簡単に間違います。
試験中も全く自信がありませんでした。試験作成者の「冷凍試験は難しくする」という意思をハッキリと感じました。
学識
学識は保安管理技術より解きやすかったです。その理由としては、最初の2問の計算問題が簡単だったからです。しっかり勉強した人にとって、最初の2問はボーナス問題です。残り8問で半分の4問を正解すればいいのでかなり余裕がありました。
と言っても、最初の2問以外は易しくはなかったです。冷媒も400番台だけでなく、500番~700番台を問われました(無機化合物とか)。それでも全体的には、保安管理より学識の方が易しく感じました。
全体的な試験の感想
去年から明らかに冷凍試験が難化しています。法令を易しくしたのは、「冷凍試験に合格したいなら講習を受けてね♡」ということでしょうか?確かにこの難易度なら講習を受講した方がお得かもしれません。
過去問中心に60時間ほど勉強しました。公式テキストを読み込まなくても合格できると思いますが、かなりギリギリの勝負になると思います。確実に冷凍2種に合格するなら、講習を受講するか公式テキストを熟読するかの2択になるかもしれません。
受験会場
冷凍試験の受験者層は、意外と若い男性が多かったです。学生風の人もいましたが、そんなにメジャーな資格なんでしょうか?私の教室には女性は居ませんでしたが、会場では結構女性を見ました。高圧ガスの試験は化学よりなので、女性も一定数はいました。
最後に
自己採点はギリギリなので、合格発表まで安心はできません。1週間で合格できると言われた冷凍試験もいつの間にか難しくなってしまいました。電験3種も難しくなっています。技術系の国家試験は難しくする方針でしょうか?
冷凍2種もギリギリの状態で踏みとどまりました。冷凍3種→2種と来たので1種も!と言いたいところですが、国試で1種は結構難関だと思います。なので、時間に余裕があれば講習経由で1種の受験を考えています。
