ビルメンを目指しての職業訓練~授業内容~

資格の勉強ばかりしている職業訓練。それでも授業では、実際の仕事で役に立つ内容もありました。私が若い人に長期の電気系の訓練をすすめているのも理由があります。この記事では、私が通った職業訓練の授業内容を紹介していきます。

古い露出スイッチ。電灯のオンオフができる。

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職業訓練の基本は資格の勉強

職業訓練のメインは資格の勉強です。

ビルメンを目指しての職業訓練~授業スケジュール~
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実際に資格を取得しても仕事ではあまり役に立ちません。私の意見としては、やる気や努力の証明として資格が必要なのかなと思っています。

難関資格ですと、それを看板にして新規現場を開拓するということもあるとは思います。また、特定の資格がないと契約が取れない現場もあります。訓練校で取得した資格を会社が必要とするということはあまりないとは思います。

管理人は、訓練校の資格の勉強は今の仕事ではあまり役に立っていません。資格を取得することは、スタートラインに立つことと同じだと思います。

経歴豊かな外部講師

職業訓練校には、いろいろな経歴の外部講師の方がいました。資格の勉強はあまり役に立ちませんでしたが、その方達の話は面白かったです。私の通った訓練校では、現役の電気管理技術者や元ゼネコンの方がいました。

訓練生のなかには、電気管理技術者の仕事のお手伝い(バイト)に行った人もいました。訓練校のなかだけでなく、外の世界も経験している講師の話はためになりました。

電験3種を目指す人は独学が基本

私は訓練期間中に電験3種を目指していました。入校前は、質問すれば訓練校の先生が教えてくれるかなと思っていましたが、甘かったようです。

電験3種を目指す訓練は別ですが、普通の職業訓練では電験3種の勉強を教えられる先生は少ないと思います。電験3種を教えるには、電験2種レベルの知識が必要です。そんな人材は訓練校の先生には少ないと思います。

私も最初は電験3種もちの訓練校の先生に電験3種の勉強の質問をしましたが、途中から何も質問しなくなりました。訓練期間で電験3種を目指す人は完全な独学が基本だと思います。

電気系の実技の授業

私が通った1年制の電気系の訓練では、午前が座学で午後が実技でした。座学は資格の勉強ばかりで退屈でしたが、実技の授業は今の仕事に役に立っているものもあります。

実技は個人に約2mx2mの壁板が用意されていました。それを実際の壁に見立てて、そこに寸法通りにスイッチ、配管、配線を取り付けたりします。疑似電気工事です。工事や施工管理の仕事に就く人が多いので、この授業が実技の中心でした。

消防設備の受信機や感知器の取り付けや防犯設備の取り付けもしました。私は今の仕事では実際の工事はしないので、これらはあまり役に立っていません。

シーケンスの授業

実技の授業で一つだけすごく役に立った授業があります。それはシーケンスの授業です。簡単なシーケンス回路を組む授業でした。下の写真の上部に近いものが実際の現場にあります。

制御盤の中身の配線やリレー。

この配線や機械で現場の設備を動かしています。私は職業訓練の授業でシーケンスをやったおかげで、実際の現場のシーケンスが読めるようになりました。

入社した頃は、職場のシーケンス回路はリレーが多すぎて非常に複雑に感じました。しかし、設備を覚えるうちに不思議と図面が読めるようになりました。つい先日は、自分ひとりでシーケンス回路を追ってトラブルシューティングみたいなことができるようになっていました。

これは職業訓練校の授業のおかげです。接点や自己保持回路などの制御回路の基本が分からなければ、職場のシーケンス図を読む気にもならなかったと思います。

ビルメンを目指す若い方に、資格の勉強ばかりする半年間のビルメン科だけでなく、長期間の電気系の訓練も検討することをすすめている理由の一つがこれです。どこに行ってもシーケンスの制御回路はあるはずです。シーケンスの図面が読めると読めないでは大違いです。

高圧の実習

実は職業訓練で高圧の実習も少ししました。継電器試験器という測定器のようなものを使って試験の真似事をしました。模擬の高圧盤が訓練校にあったのです。本当にぜいたくです。電験の勉強で学んだことを実際に確認できて非常に有意義な授業でした。

最後に

職業訓練に通うことを検討している方は、訓練校のホームページに行ってみましょう。そこに訓練校の学科ごとのシラバス(学習計画)があるはずです。それを見てどのようなことをやるかイメージしておくといいと思います。

シラバスを読んでも何をやるかイメージしにくいかもしれません。それでも座学が多いのか、実技が多いのかくらいは確認できると思います。私は訓練校での資格の勉強より、実技の勉強の方が今の仕事で役に立っています。

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