資格の勉強をする意味や目的

かつての私は職歴も学歴も最悪だから、せめて資格だけは取ろう!と資格勉強にかけていました。30代の高齢フリーターが「資格にすがる」といういかにも失敗しそうなパターンです。

当時の私の資格を勉強する目的は、暇で休みが多い仕事につきたい!というものでした。まさにダメ人間のカガミ。そのために少しは仕事を選べるようになろうと考え、難関資格と言われていた電験3種を目指していました。

私は資格を取得することで、ある程度自分の目的を達成できました。私の場合は、かなり変わった状況だったと思います。資格を勉強する人には、それぞれ背景や条件があります。そしてそれによって、資格の勉強をする意味や目的も違ってくるはずです。

休日に資格試験の勉強をする男性。

今の私は、これ以上資格を取る必要性を感じていません。現状にはほぼ満足だし、いくつかある不満点も資格を取ることでは解決できません。

今は何となく惰性で資格の勉強を続けています。この記事では、資格勉強のモチベーションが下がり気味の私が、もう一度資格の勉強をする意味や目的を考え直してみようと思います。

資格取得で転職や就職を有利に

資格を取得して転職活動を有利に進めたい!というのがよくある動機だと思います。かつての私のモチベーションがそれでした。

実際は、資格より実務経験の方が大切だと思います。それでも、必置資格(有資格者を必ず置かなくてはならない資格)ならば転職に強いかもしれません。

需要の高い必置資格はなかなかありません。需要が高い必置資格に限って、学歴や実務経験が必要だったりと取得しにくいものが多いです。

看護師、医師、薬剤師、歯科医師などが良い例です。

私が取得した電験3種も必置資格の一種です。需要が高いかどうかは分かりませんが、電験3種を持っていれば食うに困らないと言われたりします。電験3種を取得すれば、なんとか1人分くらいなら食っていけると思います。それ以上は、運や更なる努力が必要かもしれません。

私の転職活動では、この電験3種が大いに役に立ちました。しかし、私の場合、電験3種は必置資格としてというより、努力や能力の証明として機能していたような気がします。

 私が資格の勉強をする理由

私が資格を勉強する理由は、資格手当自己啓発保険の三つです。

資格手当をもらおう

資格手当は簡単ですね。設備管理やビルメンなどの職業は、給料が安いです。知り合いの会社の新卒の基本給を聞いたら、30代の自分より多くてへこみました。

私の勤めている業界は基本給が安い代わりに、資格手当が用意されている場合が多いです。なかには、資格手当が少なくて、その分基本給が高いという優良企業もあります。

私はあまり資格手当に興味はなく、もらえるならもらおうかなという感覚です。資格に合格するだけで、月5万も10万も手当てが出る会社もあったりします。資格手当てが欲しい!というストレートな動機は、よくあるパターンで良い動機だと思います。

資格勉強=自己啓発

自己啓発というと、少し大げさかもしれません。私の場合、資格勉強を通して知識を身につけるというより、自分を律するという側面が強いです。

怠け者の私は、なにか一つくらいは自分に厳しい課題を与えないと、ダラダラ過ごすだけになります。その課題が資格勉強です。私にとっての資格勉強は、知識を得るというより、自分を律する自己啓発とでも言えるかもしれません。

なるべく自分のためになる資格から勉強していますが、いつかは受験するめぼしい資格がなくなると思います。

私は資格勉強から、継続する大切さと努力する大切さを学びました。また、資格を勉強する際は、時間の管理やモチベーションの維持をする必要性もあります。資格勉強ってかなり意識の高い自己啓発だと思いませんか?

資格は保険

最後は保険としての資格です。設備管理やビルメン業界では、契約先に派遣されて仕事をする場合が多いです。自分が勤務している契約先の契約が更新されなければ、職を失うか、望まない異動を受け入れなくてはなりません。

そうなった時のために資格を取得しています。資格は保険みたいなものです。職場がなくなった時などに、実務経験にプラスして資格があれば、いろいろ選択肢が広がると思います。

私はその時にそなえて、今から少しずつ特に必要のない資格の勉強をしています。

ただ、逆に資格を所持していることで、損する場合もあるのかなと最近は思っています。そこまで考えていたら何もできませんし、私は資格を所持するリスクよりメリットの方が大きいと思っています。

最後に

職場には資格を勉強している仲間はいませんが、ネット上には多くの資格を勉強している人がいます。皆さんの向上心を見てると、自分ももっと頑張ろうと思えてきます。

資格の勉強をする意味や目的は、人それぞれでしょう。努力した分だけの金銭的なリターンがない場合もあるかもしれません。それでも、資格の勉強を通して、人生は確実に向上するという確信が私にはあります。

タイトルとURLをコピーしました