どのくらい資格を持っていると資格マニアと呼ぶかは、人によって違うと思います。最近転職活動をしている自称資格マニアの管理人。そんな管理人の悩みは、どの資格を履歴書に書くかです。これは、資格マニアの永遠のテーマでしょう。
いつの間にか履歴書に書ききれないほど資格が…
管理人が資格マニアになる前は、履歴書の資格欄をなんとか埋めようと必死でした。
履歴書のタイプにより違いますが、資格欄はだいたい4~7個。5個くらいの資格欄なら普通の人でも埋められそうです。
以前は資格マニアではなく、仕事のために資格を取得していた管理人。その時でもなんとか履歴書の資格欄を埋めることができました。
資格マニアと化した現在は、資格欄にすべての資格を書ききれなくなりました。履歴書を書く際は、何を資格欄に書くか迷うようになりました。
まずは履歴書の資格欄を埋める
資格はあって困るものではありません。見当違いの資格を履歴書に書くのはどうかと思いますが、少しでも仕事に関係する資格ならば履歴書に書くべきです。
資格があまり評価されない業界も多いですが、資格があってマイナス評価になることは少ないはずです。業務に関連がある資格ならば、講習で取得できる資格でも履歴書に書くべきです。
関連業務の資格を履歴書に書くのは基本
履歴書に書く資格は、基本的に業務に関連がある資格です。管理人の場合、設備や技術系の資格をメインに履歴書に書きます。
以前、畑違いの事務系の仕事を目指そうと血迷った時期がありました。その時は、簿記やIT系の資格をメインに履歴書に書いていました。
難易度の高い資格を書く
管理人は、まず業務に関連がある資格を難しい順に履歴書に書きます。管理人の場合、電験3種(第3種電気主任技術者)とエネルギー管理士を書くことが多いです。
難しい資格を履歴書に書いていると、面接官の反応が違います。設備系の仕事の場合、電験3種とエネルギー管理士があると、面接官の反応も提示される給料も違ってきます。
業務に関係ない資格でも難関資格ならば履歴書に書いてよいと思います。管理人は、英語をまったく使わない仕事でも、TOEICの点数を書くことがあります。
難関資格は、能力の担保になります。管理人がTOEICの点数を書くときは、しょうもない理由なんですけどね(笑)。
重要度の高い資格を書く
難易度だけでなく、重要度の高い資格を書くのも大切です。設備系の仕事を希望しているのに、簿記やIT系の資格をメインに書いても仕方ありません。
逆に事務系の仕事を希望しているのに、『エネルギー管理士 取得』と書いても面接官に伝わらない可能性が高いです。
設備系の仕事の場合、冷凍機がある現場なら「ボイラー技士」より「冷凍機械責任者」の資格を書いた方が良いでしょう。
設備系の業界は、資格が評価される業界です。だからこそ、あまり資格を履歴書に書きすぎると良くない場合もあります。この辺は臨機応変ですね。
やりたい業務の資格を書く
やりたい業務の資格を書くのも有効でしょう。経理がやりたければ簿記の資格を書きますし、英語を使った仕事がしたいならばTOEICの点数を書くのが普通です。
管理人の場合、やりたくない仕事の資格を履歴書に書きません。
たとえば、自衛消防技術認定という警備系の資格があります。設備系の会社に応募する時は、絶対にこの資格を履歴書に書きません。なぜなら設備の仕事がやりたいのに、警備の仕事をさせられる可能性があるからです。
責任者をやりたくない場合は、電験3種(第3種電気主任技術者)やエネルギー管理士などの難関資格を履歴書に書かないのも手です。
管理人は人間的にアレなので、難関資格を履歴書に書いても責任者にはされないだろうとタカをくくっています(笑)。それなら給料や手当てが高い方が良いと考え、電験3種(第3種電気主任技術者)やエネルギー管理士を履歴書に書く場合が多いです。
普通運転免許だけは必ず書く
管理人が履歴書を書くとき、その資格を使おうが使うまいが必ず書く資格があります。それは、普通運転免許です。資格ではなくて、免許ですね。資格より免許の方が意味が重いです。
普通運転免許は、変わった経歴の管理人が普通の人である証です。管理人にとって運転免許は、何度も試験に落ちた思い出の資格(免許)でもあります。

めちゃくちゃな経歴の管理人でも、車だけは運転できます。AT限定ですけどね。履歴書を書くときは、第一種普通運転免許だけは資格欄にいつも書くことにしています。
パソコン系の資格はあえて書かない
現代社会では、仕事で必ずと言っていいほどパソコンを使います。アナログ系業界の代表である設備管理業界でも、パソコンを使わない職場が少なくなってきました。
なかには、マクロやVBAを使いこなすIT野郎もいます。管理人もマクロやVBAを使うことがあります。そして、IT系資格の代表である基本情報技術者を持っています。
しかし、管理人が基本情報技術者を履歴書に書くことはほぼありません。職務経歴書にも書きません。あえて書かないのです。
職務経歴書で勝負
パソコンスキルをアピールする際は、職務経歴書でアピールします。まず職務経歴書のデザインを作りこみます。職務経歴書のデザインがきれいだと、経歴が大したことなくても何だか立派に見える気がしてきます。恐らく気のせいですが(笑)。
職務経歴書のデザインでアピールしつつ、職務経歴書にPCスキルの欄を勝手に作ります。そこに、「マニュアル作成を担当」や「簡単なマクロであれば組むことが可能」などと書きます。
こうすることで、基本情報技術者という資格をアピールせずとも、自分のPCスキルをアピールすることができます。
これで履歴書の資格欄が一つ空きました。
資格を隠すという選択
資格を隠すという選択も時に有効です。以前の管理人は、自分をアピールするために有効そうな資格は全部書いていました。
管理人も年をとり、少し利口になったようです。履歴書でハードルを上げない方が、働いてから楽なことに気づきました。そのために所持資格をあえて書かないことが増えました。
すごい人と勘違いされないために
管理人の場合、所持してる資格をすべて書くと勘違いされることが多いです。ある職場では、会う前から『エリート』というありがたくない称号をいただきました。結局、その職場はすぐに退職しました。
900点台のTOEICと電験3種(第3種電気主任技術者)という資格を並べると、見る人が見るとすごく見えてしまうらしいです。
実際の管理人は、アホなオタクです。しかし、資格だけを見ると、とても仕事ができそうに見えてしまうようです。
仕事に人生をかけているならそれでも良いと思います。管理人にとって仕事は二の次で、生活費を稼ぐ手段でしかありません。だから、仕事ができるアピールは必要ないのです。
そう思うようになってから、TOEICの点数を履歴書に書くことを止めました。そうすると、ダメ人間風な経歴が所持資格とうまくマッチして良い味を出します。良い味を出し過ぎて面接に落ちることも多いですが(笑)。
評価の高い資格は、アピールになる場合も多いです。しかし、入社後のハードルをあげるといった意味で、もろ刃の剣でもあります。なかには、難関資格に嫉妬する同僚もいます。そういった理由で、難関資格を隠して転職する人もいるようです。
管理人ももっと閑職に転職したい場合、電験3種(第3種電気主任技術者)も隠すつもりでいます。仕事なんてほどほどで良いのです。
書ききれない資格を職務経歴書に書くか迷う
書ききれない資格にも業務に関連する資格がある場合があります。その場合、それらの資格を職務経歴書に書くか迷います。
私が働いている業界は、資格が評価される業界です。逆に言うと、資格を持っているだけで評価されてしまう不思議な業界です。
バリバリ仕事をしたくない管理人は、所持資格を会社にすべて伝えない場合が多いです。ただ、困ったことに設備系の業界では、『資格手当』なるものが存在する場合が多いのです。
資格手当てがもらえる場合
設備系の業界では、資格手当が大きなウェイトを占める場合があります。「昇給が少ないので、昇給は資格手当で!」などと洗脳されている人も少なくないのが特徴です。
この資格手当は誘惑です。資格手当をもらいすぎると飛ばされる会社もあるようです。また、資格手当をもらいすぎると、昇給が少なくなるといったワケの分からない事態が発生することすらあります。
そんな底辺を生き抜くために、管理人は所持資格を会社にすべて明かさないといった戦略を取っています。
所持資格をすべて明かすと、このブログがバレる可能性も高いです。実際に前の会社では、このブログのことを多くの人が知っていたようです。
そのような事態を避けるためにも、今は所持資格を小出しにしています。
資格が評価されるかは業界次第
管理人が働く設備業界では、資格を持っているだけで責任者になったりすることもあります。会社も積極的に資格取得をすすめてきます。
知人が働くIT業界では、資格はあまり意味をなさないそうです。資格が評価されるかどうかは業界次第です。
資格は第二の学歴
また、資格は第二の学歴と言えるかもしれません。学歴は努力の証と言われたりしますが、資格は社会人になってからの努力の証です。
本当の学歴がある人は、そもそも資格なんて必要ない場合が多いです。また、仕事の実績がある場合も学歴や資格は必要ありません。
履歴書の資格欄は学歴・職歴欄とセットで考えた方が良いと思います。学歴や職歴でアピールできなければ、資格が必要かもしれません。学歴や職歴でアピールできる人は、資格はあまり必要ないものでしょう。
学歴、職歴、資格のすべてでアピールできる方は、すべてでアピールしてみてください。管理人とは住む世界が違うので、よく分かりませんが。
最後に
転職活動をしてみて、資格が書ききれないことに戸惑った管理人。良い機会なので、ブログの記事にしてみました。
同じように履歴書に書ききれない資格に悩む人も多いかもしれません。すべての資格を書く場合は、職務経歴書に書くといった手もあります。
状況に応じて履歴書に書く資格を選択してみてください。