第1種冷凍機械講習(一冷)の技術検定試験を受験してきました。ほとんど勉強せずに受験しました。昨年受験した二冷の知識をベースにして、講習で「出題されるよ!」と言われた箇所だけを重点的に勉強しました。なんとか合格してるかな~といった手応えです。
検定試験会場は東京工業大学の大岡山キャンパス
たくさんの資格試験を受験すると、いろいろな大学のキャンパスにお邪魔できます。資格マニアの特権です。大学のキャンパスは、レベルが高い大学ほど美しい気がします。
東京工業大学の大岡山キャンパスは、緑豊かで美しいキャンパスでした。桜が咲く季節は、一般人にもキャンパスを開放しているようです。検定試験を受験した日も、一般人がかなりキャンパス内にいた気がします。
大学のキャンパスって開放的でどこも素晴らしいですね。私も大学に通っていた時期がありましたが、当時は周りの景色をながめる余裕がありませんでした。
今後、余裕ができたら大学に通おうかなと思っていたりします。ちなみに大学に通える余裕ができる可能性はほぼありませんw
一冷検定試験の自己採点
一冷の検定試験は、学識と保安管理の2科目です。学識は記述式で、保安管理はマーク式です。学識の模範解答が発表されるのが検定試験から数週間後です。保安管理はマーク式なので、検定試験翌日に正解答が発表されます。
二冷の検定も保安管理と学識の2科目ですが、どちらもマーク式です。三冷は学識がないので、検定試験は保安管理技術だけです。
検定試験に合格すると、11月の本試験で法令1科目の受験になります。法令は比較的簡単なので、検定試験合格者の11月本試験の合格率は9割台の時が多いです。
検定試験を受講するには、事前の講習を3日間すべて受講する必要があります。講習の記事は以下になります。

保安管理技術
保安管理は15問中12問正解でした。保安管理の勉強はほとんどしませんでした。事前の講習で「ここ出るよ!」と言われた箇所を流し読みしただけです。
事前の講習で、講師から絶対に出題されると言われた部分だけ公式テキストに赤線を引きました。赤線を引いた箇所が少なく、少し不安を覚えました。その不安は見事に的中しました。
講師が「出題される」と言った部分は、たしかに出題されました。でもそれだけでは、15問分の内容に足りません。恐らく講師がそれ以外に話していた内容がかなり出題されたと思われます。管理人は講義を真面目に聞いていなかったので、よく分かりません(笑)。
検定試験本番では、かなりの部分を勘で解きました。冷凍試験は勘で答えても意外と正解する試験です。管理人は機械の構造をイメージするのが苦手なので、保安管理技術の内容を理解しようとしても完璧には理解できませんでした。
過去に受験した冷凍3種も2種も半分くらい勘で解きました。正直冷凍機なんて難しすぎです。完璧に理解するのは不可能ってものです。ブログでは偉そうに書いていますが、実際はな~んも理解していません。それでも試験には合格できます。
今回の検定試験中も、「落ちるかも!」と焦りながら問題を解いていました。それでも試験後に自己採点してみると、8割正解していました。冷凍試験はいつもこんな感じです。
学識
まだ学識の模範解答は公表されていませんが、恐らく学識も合格点は取れていると思います。学識は講習後に15時間ほど勉強しました。学識の計算問題は、練習しないとなかなか解けるようにならないと思います。
試験会場では、よくわかる計算問題の解き方(第1種・第2種冷凍)というテキストで勉強している人が多かったです。こちらのサイトで購入できるようです。民間の出版社からも同じような計算問題の書籍が発売されています。
冷凍の計算問題の参考書は選択肢が少ないですね。
学識は保安管理技術と逆で、管理人の得意科目です。記述式ですが、計算問題が多いので相性が良いみたいです。試験本番では見直しをしても、1時間以上時間があまりました。
学識も「理解しているのか?」と問われると、何とも言えません。それでも試験問題を解くだけなら、保安管理技術よりかなり楽でした。
事前の学識の講習も、保安管理と同じであまり真面目に聞いていませんでした。結局出題される箇所がイマイチ分からず、講習後にネット上で情報を集めました。
講習会場によっては、試験対策用のプリントが配られた会場もあったようです。講習は講師によってかなり差があります。こればっかりは運ですね。
東京の1冷講習は普通でしょうか?東京の2冷講習は、あまり評判がよくないみたいです。平成28年度の話ですのでご注意ください。
いきなり一冷の講習を受講して検定に合格できるか?
冷凍機械の資格を取るなら、最初から一番上の一冷を受験したい人もいると思います。講習を受講せずに11月の国家試験で一発で一冷に合格するのは、かなり難易度が高いと思います。
講習後の検定試験も11月の国家試験(学識と保安)も形式は一緒です。しかし、難易度に大きな差があります。検定試験の方が数倍簡単です。
さらに言うと、一冷の検定試験より二冷の講習なしの国家試験の方が断然難しいです。検定試験では、事前の講習で出題される箇所を教えてもらえるのが大きいです。
初心者が講習経由で一冷を狙う場合は、講習前に予備知識を頭に入れておく必要があります。トコトンわかりやすい冷凍機械責任者試験は、冷凍の基礎を学ぶ参考書としておすすめです。学識の対策として冷凍の計算の参考書にも目を通しておく必要があるかもしれません。
一冷の検定は、基礎を理解していればそこまで難しくない印象です。ただし、事前に受講する講習の講師によって難易度が変わります。
一つ注意点としては、一冷は計算が苦手な人には相性の悪い試験です。検定試験でもそれなりの計算力を要求されます。二冷までならあまり計算力は要求されません。二冷は計算問題を落としても合格できます。一冷の学識は計算問題が全体の8割なので、計算力が必須です。
最後に
今回の一冷の検定試験では、勉強時間があまり取れませんでした。「出題されるところがある程度分かるからどうにかなるだろ」と油断していました。
保安管理技術を受験している最中は、「もしかしたら今回の一冷検定にかけたお金(5万くらい)が無駄になるかも」と焦りました。資格ブログって面倒な割に儲かりません。5万もドブに捨てると大赤字です。
冷凍の講習はお金がかかります。しかし、講習経由なら、基礎能力次第でいきなり最上位の一冷に挑戦可能だと思います。11月の国家試験は難しくなる一方です。冷凍機械責任者試験は、講習経由も悪くない選択だと思います。
