平成27年度電験3種の合格発表がされました

平成27年度電験3種の合格率は7.7%でした。去年と一昨年は8%台でした。合格率が二桁になることはもうなさそうです。合格点は全科目で55点。合格率は機械だけ低く、10.7%。他の科目は例年より合格率が高かったです。全体的には例年通りと言えるかもしれません。

資格試験の合格を祈願する絵馬。

合格率で見る平成27年度電験3種の難易度

管理人が電験3種の勉強をしていた時、合格率と難易度は比例していると感じていました。

科目合格率が10%前後~10%台前半の時は難しく感じました。15%前後の時は普通。10%台後半以上の年は易しく感じました。

平成27年度の電験3種の科目合格率

科目合格率
理論18.1%
電力19.5%
機械10.7%
法規20.0%

こう見ると、機械が難しかっただけで他の科目は例年より簡単だったのかもしれません。

平成27年度の受験者ではないのでハッキリとは言えませんが、科目合格しやすい年だったのではないでしょうか?

他の資格試験の合格率との比較

他の資格試験では合格率が20%を切ると難関だと感じます。合格率が20%台~30%台くらいで普通の難易度。40%台以上は簡単に感じます。

これは受験者の母体によって大きく変わりますが、受験制限がない or ゆるい資格だと大体このような印象です。

電験3種の場合は、最近は合格率が10%を切るので超難関でしょう。科目合格率も20%を切るので、科目合格するだけでも難関だと思います。

やはり電験3種の肝は機械

管理人も機械が苦手でした。苦手な人が多い科目なのでしょう。機械に合格すれば電験3種は半分合格。機械と理論に合格できれば、電験3種はほぼ合格だと思います。

機械の過去6年の合格率

受験年度合格率
平成22年11.6%
平成23年17.6%
平成24年10.0%
平成25年17.1%
平成26年16.3%
平成27年10.7%

機械は今年は合格率が低かったので、傾向的に来年は少し易しくなる可能性があります。

管理人は平成25年度に機械を受験しました。前年の平成24年度が合格率10%だったので、平成25年は易しくなるかなと期待していました。実際に25年度は問題が易しく、機械のB問題に関してはA問題レベルの難易度でした。

今年機械に合格できなかった方や受験しなかった方は、来年挑戦してみると良いかもしれません。あくまで管理人の予想なので一切責任は持てません。

機械に限らず、電験3種はコレといった勉強法がありません。管理人も機械の勉強には苦労しました。難しい機械を簡単に学習できないものかと試行錯誤しましたが、結局無理でした。

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理論は全体的には易しかった?

管理人も平成27年度の理論は半分くらい解きました。レーザーダイオードとかブラウン管の問題がまったく分からず、そこで手を止めました。

理論の過去6年の合格率

受験年度合格率
平成22年19.6%
平成23年11.9%
平成24年18.4%
平成25年14.3%
平成26年17.4%
平成27年18.1%

平成27年度の理論は、確かにすぐ解ける簡単な問題も散見されました。合格率は15%前後だろうと思ってましたが、10%台後半の18.1%でした。変わった問題もありましたが、全体的には簡単な問題が多かったのでしょうか?

管理人は、理論の勉強ではとにかく多くの問題を解きました。過去の類似問題だけを拾い、新傾向の問題は解けなかったからあきらめるスタンスで本番に臨みました。

新傾向の問題は対策のしようがありません。

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最後に

電験3種に合格した方はおめでとうございます。実務と試験はまったく別物です。資格は取るだけでは意味がないのは、現在進行形で管理人が身を持って証明しています(笑)。 電験3種に合格した方は、ぜひ資格を生かして社会に貢献して欲しいです。

受験者の方にはとにかくお疲れ様と言いたいです。

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