初学者が独学で電験3種に合格するには、1000時間単位の勉強が必要と言われます。管理人も計測していない時間を合わせると、1000時間以上電験3種と向き合いました。電験3種を独学で勉強することで、電気の基礎知識以上のことが学べる人も多いと思います。
【受験概要】
【科目名称】第3種電気主任技術者
【受験年度】平成24年度、25年度
【自己採点】理論:90点、電力:85点、機械:75点、法規:69点
勉強時間
勉強期間は1年半。
勉強時間は、理論:150時間、電力:250時間、機械:300時間、法規:100時間。
受験時の主な所有資格:なし
【難易度】
電験三種 ★★★★★★★★☆☆ (8/10 難関中位)
電験3種の過去の合格率
受験年度 | 合格率 |
平成22年 | 7.2% |
平成23年 | 5.5% |
平成24年 | 5.9% |
平成25年 | 8.7% |
平成26年 | 8.4% |
平成27年 | 7.7% |
平成28年 | 8.5% |
平成29年 | 8.1% |
平成30年 | 9.1% |
令和元年 | 9.3% |
令和2年 | 9.8% |
電験3種は難易度が高い状態で安定しています。この数字には、私のように科目合格を積み重ねて資格を取得した人も含まれます。
検索エンジンで「資格 難易度」と調べると、誰かが作成した資格偏差値表などが出てきます。大抵の場合、理系資格は過小評価されています。電験3種も例に漏れません。昔の電験3種は簡単だったので、その影響もあるかもしれません。

合格率が10%台前半で安定していた頃や認定も含めるならば、過小評価ではないのかもしれません。しかし、今の電験3種に試験で合格するのは、本当に難関だと思います。

ただ、電験3種は癖のある試験です。科目合格制度などを使えば、努力次第で多くの人に合格のチャンスがあると思います。

難関試験ですが、普通の人でも時間をかければ合格できる試験です。ただ、人生のなかで電験3種に多くの時間を投資する価値があるかは慎重に判断してください。
若ければ資格なんてなくても就職できます。若くして電験3種に合格できる人なら、なんらかの公務員試験だって合格できるでしょう。
確かに電験3種を持っていると就職に有利です。しかし、電験3種を取得しただけでは人生逆転はできません。
それでも電験3種を受けるんだ!というくらいの気合いがないと合格は難しい試験です。難易度が高過ぎるのではなく、勉強を続けるのが難しいのです。
若い学生の方には、電験は強力な武器になりえます。専門学生などで電験を目指す方は、在学中に電験に合格できたら人生が変わるでしょう。ぜひ、取得を目指してください。
管理人の基本的な勉強法
管理人の基本的な勉強法の記事です。




電験3種の参考書まとめ
参考書のまとめです。参考書マニアである管理人の参考書レビュー記事です。

電験3種の参考書は高いです。
鉄板の参考書があれば良いのですが、電験3種には鉄板の参考書はありません。そのため、何冊も参考書を買う人も少なくありません。

2冊目以降の参考書を買う際は、古い参考書にも利点があります。

【理論】
理論の勉強法の記事です。

【電力】
電力の勉強法の記事です。

【機械】
機械の勉強法の記事です。

【法規】
法規の勉強法の記事です。

【その他勉強法】
電験3種に関するその他の記事です。






管理人が作った使えない単語カード
管理人が電験3種受験時に作ったスマホ用単語帳です。今のところクレームは来ていませんが、かなり癖のある出来です。



科目合格制度で合格を狙う
電験3種の特徴である科目合格制度に関する記事です。勉強時間が取れない人や電験3種が難しいと感じた人におすすめの記事です。

【受験体験記】
管理人の受験体験記です。平成24年に理論と法規に合格。平成25年度に電力と機械に合格しました。

【最後に】
フリーターのダメ人間だった管理人は、電験3種の勉強を通して忍耐力、そして努力することや継続することの大切さを学びました。
電験3種に合格するために通信教育を受講したり、学校に通うのも良いと思います。しかし、通信教育や学校に依存し、思考を放棄した人に「合格」の2文字は遠いはずです。
私のように今まで真面目に勉強に取り組んだことのない人もいると思います。そのような人は、独学で電験3種を勉強することで電気の知識以上のことを学べると思います。
私は電験3種に独学で合格したことで、考え方が大きく変わりました。